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ダ・ヴィンチ・コード
友達の誘いで、公開初日に見てきました。
ネタバレによく注意して、思ったことをちょっとだけ書いてみます。 あっさりと感想を言うと、 実在の宗教をあえてネタにしたからこそ感じるリアリティなどは確かにあるのですが、実在の宗教をネタに娯楽作品を作るのは感心しません。 ただ、話の中に登場する謎解きや寓意、それから物語のしめくくりは実に上手い。原作が売れたのは分かるような気がします。 あえて言うなら、 「ダ・ヴィンチの何とかを後代の人間が無理やり解釈して大混乱。」みたいな印象がぬぐえません。そこが残念かな。 全部フィクションのつもりで見ることをオススメします。 なぜなら、ダヴィンチコード鵜呑みの歴史オタクは、見ていて案外恥ずかしいです。 昔のカトリックが陰謀まみれなのは歴史的事実ですが、ダヴィンチコードで扱われたような種類の陰謀ではないですよねぇ。 それから、見るにあたっては聖書のことを良く知ってないと、分からないネタが沢山なので、聖書に疎い人はガイドブックを買ったほうが良いと思います。w あえて個人的な所見を言うなら、2世紀になって、イエスを直接知る人が死に絶えた後に、分派主義者たち(主にグノーシス派)によって作られた新約聖書外典・偽典をベースにあれこれ話を進められても、事の真相には近づけないんじゃないかなぁ。なんて思うんですよね。 まぁ、娯楽作品だからどうでもいいんですけど。 それと、キャストが豪華でしたね。詳細は公式サイトでも見てください。
by yayonena
| 2006-05-22 16:25
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